2010年8月27日金曜日

デスパレートな猫たち 8


新参者が快適な生活を送るためには
権力のある者を手玉に取ることである。


末っ子の座を明け渡したルカは
くたびれていた。


子猫のエネルギーに悩まされていたのだ。


手加減して遊んでやってるというのに
レンは感謝するどころか生意気ばかり。


残念なことに
太り気味なルカには持久力がない。
よって兄の威厳がなかなか示せないのだ。


長男リュウは変化を好まない。
昼寝の場所、寛ぐ場所、夜寝る場所
きっちり決めておきたいのだ。


新参者レンは
身体能力が高い。
リュウが数カ月かけて制覇した場所も
数時間で軽々登ってしまう。


居場所を失ったリュウは部屋の片隅に
新たな居場所を作らざるを得ないのだ。


新参者レンが勝手気ままに暮らせるのには
わけがあった。


ララ姉を手玉に取ったのだ。
レンには生まれ持った強かさがあるようだ。


いつも冷静な判断を下すララなのだが、
「おねえたま!」
と甘えた声を出すレンには弱い。


新参者にやり込められている
リュウとルカは結束をかためるのだが・・・


分が悪いのは明らかである。



新参者が快適な生活を送るためには
権力のある者を手玉に取ることである。

そして権力者を手玉に取ったものは
やがて新たな権力者へと変貌していくのである。


デスパレートな猫たち1〜7

イーディに捧ぐ
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