2010年5月20日木曜日

デスパレートな猫たち 2


日々活躍していた物もいつかは
役目を終えるときがやって来る。
その物への愛着もまたそれぞれである。


長女・ララは
そろそろ「猫じゃらし」は弟たちに譲って
高見の見物をきめこみたいと考えていた。


しかしそれは思いのほか大変であった。
「猫である本能」と「ララ姉である理性」の
狭間で戦うこととなる。


「クールビューティー」という
新しい自分への第一歩を今踏み出そうとしていた。


そんなことを知る由もない爽也と飛雄吾は
「平等に愛を」とばかりに
葛藤の最中のララ姉の鼻先にじゃらしを運ぶ。

鼻先に揺れるじゃらしを前に「ララ姉の理性」は
音を立てて崩れ去る事になる。


抑圧された猫の本能は爆発し、
いつもに増してじゃらしに向けられてしまった。
痛々しい後姿・・・


長男・リュウは毎晩、
恒例化してしまった「猫じゃらし」遊びに
閉口していた。


「平等に愛を」と食後のくつろぎの最中に
じゃらしをチラつかせる愚かな飼い主。


弟・ルカはKYだ。


ぼくを踏みつけにする。


そうですか。
「猫じゃらし」壊れましたか!!

リュウは平和な夜の訪れを強く期待していた。


次男・ルカは思っていた。
夜の「猫じゃらし」の時間を
自分ひとりで独占出来たらと・・・


「平等に愛を」と
最悪のタイミングでオアズケを喰らう毎日。


ぼくはこんなふうに・・・


こんなふうにたっぷり
じゃらしをひとりじめしたいのだ。


日々活躍していた物もいつかは
役目を終えるときがやって来る。
その物への愛着はそれぞれ違うのだが
そんな心のうちに神経を払う者ばかりではない。


「平等に愛を」と叫びながら
脳天気な何者かによって
また新しいそれが用意されるのであった。


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